家族からの電話 blog

こんばんわ。
今日もご覧いただきありがとうございます。
今日は休みですがちょろっと自分の仕事をしようと出勤。
会社からの帰り道、欲しいものがあったので買い物をしていました。
すると、会社の携帯が「♪♬〜」
会社への電話の転送音です。
電話に出ると、弊社の居宅介護支援事業所を利用しているご家族からです。
何やら切羽詰まった様子。
事情を聞き取り、すぐに向かうことを伝えました。

日曜日の夕方ですが、幸いな事に道は空いていました。
認知症の方を在宅で介護するご家族も心労が積もります。
まして、自分の身内となると・・・
介護は「他人だからできる」と良く言われます。
身内は今までのその方を知っているぶん、強く対峙しがちです。
巷であふれている介護方法なんて、理想論や机上の空論にしか過ぎないんです。
特に経験値だけを自慢する人達が行う介護方法ほど・・・
家族は「今、困っている」のです。
本人とご家族の様子を伺いました。
私が今日できた事は何かわかりませんが、少なくともご利用者様とご家族が「生きていた」事が把握できました。
「介護殺人」
最近、増えています。
私が自分の会社を設立した目的の一つは「この地域に恩返し」です。
恩返しの方法は幾らでもあります。
地元民ではない私を受け容れてくれたこの地域に恩返しです。私にできる精一杯の恩返しを。
先程、ご家族に改めて電話。
「どうか、一人で抱え込まないで欲しい」と伝えました。
私は完全に力不足です。そんな私ができる事は決まっています。努力するのみ。
ふと両親の顔が思い浮かびました。
地元を離れて6年。淋しい思いをさせています。親不孝な私です。
両親が認知症になったら・・・
ご家族からのSOS。
藁をも掴む想い・・・
両親に何かあったら私も同じように電話を掛けるでしょう。
この地域の方々が安心して在宅で生活を継続できるように、私ができることを一生懸命に。
昔の私なら、「日曜祝祭日に仕事したのだから給料出るでしょ?」と考えていたに違いありません。
雇用主で良かったです(笑)
今日は色々考えさせられました。
帰り道の夕日は綺麗でした。
両親も見てるかなぁ・・・・