恩師 blog

こんばんは。
本日の最後の訪問。帰路の途中に父からの連絡。
「お前の恩師が亡くなっているぞ」
私がまだ駆け出しの頃、右も左もわからない時でしたが後ろから支えて頂いた方です。
チャンバー(高気圧酸素療法)室にただ一人座り、モニターとハブクラゲの水槽を眺めていたのを昨日の事のように思い出します。
まだ貧乏生活でお金もない私に、「ほれ」と昼飯代を御馳走してくれたり・・・
夜勤の時には患者さんの見回りにラウンドしながら気さくに声を掛けて頂いたり・・・
私が離島出身である事や、若い私の考えもよく聞いて頂き、離島医療に対する熱い想いを話して頂いたり・・・
救急救命のABCを教えて頂いたり・・・(先生の教えを守り、今でもカバンには先生から頂いた携帯用の簡易人工呼吸マスクを入れています)
退職後に先生に挨拶に行くことがなんとなく出来なかった自分を恥じていましたが、ベスト電器で偶然お会いした時にはいつもの笑顔で話しかけて頂き・・・
思い出されるのは元気な姿ばかりです。沖縄を離れ、他県ではありましたが、ドクターヘリの導入に尽力している姿をテレビで拝見していました。
今の私がいるのも、先生のお陰だと心から思っています。
「住んでいる地域がサービスの差であってはならない」
先生の考え方を今も大切にし、実行に移しています。
心よりご冥福をお祈りいたします。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-641461.html